青木リストには、とても多くの (7月1日のリストでは9653件) データが登録されています。 このデータの中から目的の放送局を探すために、Excelの画面を上下にスクロールしていては大変です。 そこで便利な機能がExcelオートフィルタです。
このExcelオートフィルタが使える状態になっているかは、周波数リストの項目名のセルに
が表示されていれば使用可能な状態です。もしも、この表示が無い時には、次の手順で操作します。
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項目名が書かれている行の左端の行番号をクリックして行全体を選択します。
(下図では行番号5をクリックします。)
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メニューから「データ(D)」-「フィルタ(F)」-「オートフィルタ(F)」を選択します。
オートフィルタがオンになるとが表示されます。
それでは、オートフィルタを使ってみましょう。
例として、9750kHzで聞こえている放送局を調べたい場合を考えて見ます。
周波数で抽出するので、FREQのをクリックし、表示される一覧から(オプション)を選択し、オートフィルタオプションのダイアログボックスを表示します。
抽出する周波数は 9750kHzなので、「抽出条件の指定:」下のFREQのリストボックスに9750を入力します。 今回は 9750だけを抽出するので、右側のリストボックスは「と等しい」のままにしておきます。 「OK」 ボタンをクリックすれば抽出が実行されます。
9750kHzだけが抽出されました。
オートフィルタで抽出条件が指定された項目のが青色に変わり、抽出された行の行番号も青色に変わります。
抽出した結果から、さらに放送時間や放送言語、放送内容から区別すれば放送局名の特定につながります。
ここで「BarGraphViewer」の「時間軸線 オン」を使えば。 現在時刻で放送中は「緑色」で、放送開始15分前は「黄色」で表示されます。 この表示は「BarGraphViewer」の「時間軸線 オフ」で消すことができます。
ここから更に絞り込んで、抽出する事も可能です。
例えば放送言語が日本語の場合は次のような手順です。
「Language」のをクリックし、表示される一覧から (オプション)を選択。 オートフィルタオプションのダイアログボックスを表示。 「抽出条件の指定:」の 「Language」リストボックスにJapaneseと入力。 右側のリストボックスは「と等しい」を選択します。
(抽出条件の指定で「Ja」と入力し、 右側のリストボックスは「で始まる」でも可能です。)
データを絞り込んだ結果、”この放送局は「R.JAPAN」のようだ”という事がわかります。 同時刻に放送されている、他の放送局もあるため。 正確に調べたい場合には、放送内容や、局名アナウンスによって特定することが必要かもしれません。
オートフィルタの抽出を元に戻して全体を表示するには、青色に変わっているをクリックし、表示される一覧から(すべて)を選択します。
オートフィルタ自体を「オフ」にするには、メニューから「データ(D)」-「フィルタ(F)」-「オートフィルタ(F)」を選択します。
以上のような感じで、Excelのオートフィルタが活用できると思います。
詳細は、 バーグラフとオートフィルタの注意点 を参照してください。
追記 Jun 11, 2015
最新版で、この問題は修正されています。バーグラフを再描画することなくオートフィルタを使用できるようになりました。
2 件のコメント :
詳しい説明をありがとうございます。
影山さんのBBSにもNDXC-HQが書き込んだのですが、Aoki Listをお使いの方の多くが簡単なテキストファイルをお使いで、便利なExcelファイルはDLしなければならず敬遠されているようです。
Excelのままでは時間での抽出が面倒ですがBarGraphViewerを使えば時間をまたいで現在放送中(受信中)の局も簡単に視覚的に表示され受信局の推定に大いに役立つと思います。
オートフィルタは皆さんに使っていただきたい機能です。
BBSで「この局はどこでしょう?」という質問を多く見受けますが、まず自分で絞り込んで推定することをしていただきたいです。
化石さん、コメントありがとうございます。
Excelのオートフィルタは簡易データベースのように使えて、とても便利な機能だと思います。この便利な機能を青木リストのExcelファイルで活用していただきたいと思いブログに書いてみました。
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