2012年1月9日月曜日

UP-12C内部の空きピンを調べる。

UP-12Cは、安価に手に入る簡易的な「USBシリアル変換ケーブル」として知られています。

ケーブルの出力側には、+5V,RxD,TxD,GNDの信号が出ていますが、他の制御信号線が使えるのか気になったので調べてみました。

ケースを分解して基板を見ると、出力側コネクタ(写真の手前側のコネクタ)は 10 ピンの内、5 ピンしか使われていません。

使用されている 5 ピン分の配線は、赤 +5V,白 RxD,緑 TxD,黒 GND,黒 GNDとなっていました。

次に、コネクタが実装されていない未使用の空きピンの信号が、どうなっているのか調べてみました。

調査方法は、シリアルターミナルからポートの制御線を個別に操作してテスターで確認。

調査の結果、空きピン部分にはシリアルポートの制御線のCTS,RTS,DSR,DCD,DTRが接続されており、信号レベルは、「 ON = 0 V 」、「 OFF = +5 V 」となっていました。

DTR」が使えそうなことが分ったので、役に立ちそうです。