2015年11月19日木曜日

Firefox WebIDE起動時のエラー

WebIDE を起動すると 「プロジェクトを読み込めません。新しいバージョンの Firefox のプロファイルを使用した場合に発生する可能性があります。」 のエラーメッセージが表示されました。今回の発生環境は Firefox 42.0 (release: 20151029151421) Windows 7 です。

実はこのエラーは 以前の投稿 で発生して以来、今日まで解決方法が見つからずに引きずっていました。このエラーの状態ではインストール済みのシミュレータも認識してくれませんでした。

エラーメッセージ横の「トラブルシューティング」ボタンのリンクをクリックすると 「 WebIDE のトラブルシューティング」 の web ページが開きます。内容を一読して 「プロジェクトの一覧を読み込みできない 」 のデータベースファイルの削除を試しましたが改善できず、「アドオンを無効化して再起動」も効果無しでした。


「Firefox のリフレッシュ」で解決

当初このエラーは release 版の不具合かと思っていたのですが、Linux 環境の release 版 ( Firefox 42.0 (release: 20151029151421) Ubuntu 14.04 LTS ) で試してみたところ、問題なく動作することを確認できました。もしやと思い「Firefox のリフレッシュ」を行なったところ、あっけなく問題は解決されて正常に動作するようになりました。

結果としてエラー原因を特定できたわけでは在りませんが、「Firefox のリフレッシュ」によってこの不具合を解決することができました。「トラブルシューティング」のデータベースファイルの削除でも解決できない場合は、「Firefox のリフレッシュ」をお薦めします。


他の不具合も解消

実は今回の「Firefox のリフレッシュ」で解消した不具合が他にもあります。ひとつは CSS filter のプリセット値の保存です。 前述の WebIDE の起動時エラーの対処のために「Firefox のリフレッシュ」を行なう前は CSS filter のプリセット値の「保存」ボタンを押しても保存できませんでした。ところが「Firefox のリフレッシュ」後に再度試してみると、今度は問題なく保存できるようになりました。

もうひとつ、webコンソールの コマンドライン履歴が保存されない不具合 もあったのですが、この不具合も「Firefox のリフレッシュ」後に解消してコマンド履歴を保存できるようになりました。

「Firefox のリフレッシュ」はインストール済みのアドオンを削除することもあって、リフレッシュ後のアドオンの再インストールや再設定の煩わしさのために避けていたのですが、今回の「Firefox のリフレッシュ」では、その効果を体感することができました。


Firefox のリフレッシュの前にやっておくこと

「Firefox のリフレッシュ」を行なう前に、インストール済みのアドオンの一覧を保存しておくと再インストール作業に役立ちます。保存するにはメニューのトラブルシューティング情報about:supportを開き、「テキストをクリップボードにコピー」を使ってテキストファイルに保存しておきます。こうしておくと「Firefox のリフレッシュ」後にアドオンを再インストールするときに参照できます。インストール済みのアドオンの一覧は「拡張機能」の項目に記載されています。

それから再インストール後のアドオンのために、設定のエクスポートの方法をアドオンの HELP や設定画面で確認しておくと役立ちます。確認後はアドオン設定のエクスポートをしておきましょう。エクスポートできない場合はアドオン設定の内容をメモしておくとか設定画面のスクリーンショットを残しておくと役立ちます。


ユーザーが追加したアドオンの設定の移行

以下にエクスポート機能が無いアドオン設定の移行手順を紹介します。

  • Greasemonkeyアドオンのユーザースクリプトを新しいプロファイルへ移行するには、デスクトップに作成された「バックアップ・プロファイル」の gm_scriptsフォルダを新しいプロファイルへコピーします。

  • Stylishアドオンのユーザースタイルを新しいプロファイルへ移行するには、同様に「バックアップ・プロファイル」の stylish.sqliteファイルを新しいプロファイルへコピーします。

  • firelinkアドオンの設定はクリップボード経由でエクスポートできます。事前に設定内容をテキストファイルに保存しておくと役立ちます。

新しいプロファイルフォルダを開くには、メニューのトラブルシューティング情報をクリック後、「アプリケーション基本情報」項目のプロファイルフォルダにある「フォルダを開く」ボタンをクリックすると、プロファイルフォルダを開くことができます。

また、開発ツールバー(Shift + F2)のコマンドラインから、プロファイルフォルダを開くことも可能です。その場合はfolder openprofileコマンドを入力します。


ユーザーが追加した検索エンジンの移行

検索バーに追加した検索エンジンの移行も同様です。「バックアップ・プロファイル」の searchpluginsフォルダを新しいプロファイルへコピー後、Firefoxの再起動後に有効になります。


まとめ

Firefox の開発ツールの動作に不具合がある場合、「Firefox のリフレッシュ」が有効なことがわかりました。あわせて、アドオン設定のバックアップについても事前に調べておくことで、再設定時の作業にとても役立ちます。

参考:

2015年11月16日月曜日

Firefox42 がリリースされました

2015年11月03日に Firefox42.0 がリリースされました。

デスクトップ版 Firefox のダウンロード
http://www.mozilla.jp/firefox/download/
デスクトップ版 Firefox のリリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/42.0/releasenotes/

新機能では

プライベートブラウジングにトラッキング保護機能が追加されました。プライベートブラウジング中にトラッキング保護機能が web ページのトラッキングをブロックすると、アドレスバーの左横に盾アイコンが表示されます。この盾アイコンをクリックするとコントロールセンターが開きます。コントロールセンターではプライベートブラウジング中のトラッキングの「保護の無効」や「保護を有効」をコントロールできます。

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タブ内のコンテンツが音声を再生しているときに、タブにスピーカアイコンが表示されるようになりました。タブのスピーカアイコンのクリックによって、再生中の音声のミュートや再生を切り替えることができます。

再生中のタブのスピーカアイコンは、タブのドロップダウンリストでも確認できます。

そのほかの新機能の詳細はリリースノートをご覧ください。



デスクトップ版 Firefox の開発ツールに追加された機能



リモートデバッグ

Android 版 Firefox に Wi-Fi 経由で接続してリモートデバッグが可能になりました。

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WebIDE

Firefox OS シミュレータのオプション設定

WebIDE の「ランタイムを選択」メニューのシミュレータの項目に、「シミュレータのオプション」を設定するボタンが追加されました。

設定ボタンをクリックすると「シミュレータのオプション」を設定ウインドウが開きます。

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WebIDE の起動時エラーについての対処方法を Firefox WebIDE起動時のエラー に書きました。



インスペクタ

CSS filter のプリセット

フィルタエディタで編集したフィルタ設定を保存できるようになりました。保存するにはフィルタエディタの「保存」ボタンを押して、

編集した設定に「プリセット名」をつけて保存します。

保存したフィルタ設定を使う場合は、フィルタのプリセットのリストから選択します。

Firefox 42.0 (release: 20151029151421) Ubuntu 14.04 LTS では下図のようにダイアログの右端が切れてしまい、保存の操作ができませんでした。

いっぽう Firefox Developer Edition の Firefox 44.0a2 (aurora: 20151113004115) Ubuntu 14.04 LTS は問題なく保存することができました。



ソースを表示

新しいタブでソースを表示 (Firefox 42)

今まで別ウインドウで開いていた「ページのソースを表示」が、新しいタブで開くようになりました。ソースを表示するには、コンテキストメニューの「ページのソースを表示」を選択します。

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ここからは、前回サボっていた Firefox 41 の開発ツールの更新内容です。



インスペクタ

選択した要素のスクリーンショットを保存 (Firefox 41)

要素を選択したときのポップアップメニューに、「ノードのスクリーンショットを撮影」が追加されました。スクリーンショットの保存時にファイル名を指定できます。デフォルトの保存場所はダウンロードディレクトリが選択されます。

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ルールの追加ボタン (Firefox 41)

ルールビューに、「ルールを追加」ボタンが追加されました。

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疑似クラスを設定するボタン (Firefox 41)

選択した要素に :hover,:active,:focus の各疑似クラスを設定できます。 設定するには、ルールビューのフィルタボックスの右側のボタンをクリック、:hover,:active,:focus のチェックボックスをチェックします。

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ルールのコピー (Firefox 41)

ルールビューのコンテキストメニューに、ルールをコピーする項目が追加されました。マウスオンするルール(セレクタ、プロパティ名、プロパティ値)によってコピーできる項目が替わります。



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背景画像のコピー (Firefox 41)

ルールビューでbackground-imageの画像を data URI としてコピーできるようになりました。 コピーするには画像の宣言上で右クリック、コンテキストメニューから画像のデータ URL をコピーを選択します。

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フォントのプレビューテキストを編集 (Firefox 41)

フォントビューのプレビューテキストを編集できるようになりました。任意のテキストを使ってフォントのプレビューを確認できます。

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ボックスモデルの対応箇所をハイライト (Firefox 41)

ボックスモデルビューのボックスモデルの各項目にマウスポインタを載せると、ページ上で対応する部分をハイライト表示するようになりました。ボックスモデルのプロパティ値を調整するときに便利に使えそうです。

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開発ツールバー

security cspコマンド (Firefox 41)

security cspコマンドを使用して、カレントドメインの CPS (Content Security Policy) に関連する情報を参照できるようになりました。

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unlistenコマンド (Firefox 41)

unlistenコマンドを実行すると、リモートデバッグを無効化してリモートデバッグ用に開いたすべてのポートを閉じます。



ネットワークモニタ

ネットワーク要求を HAR 形式でエクスポート (Firefox 41)

ネットワーク要求を HAR (HTTP Archive) 形式でエクスポートできるようになりました。エクスポート先は「クリップボード」または「ディスク」を選択できます。 HAR 形式でエクスポートするには、ネットワークモニタのコンテキストメニューから、「 HAR 形式ですべてコピー」または「 HAR 形式ですべて保存」を選択します。

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